サックスブルーから

最近4試合ほどジュビロ戦のテレビ中継が地上波はもちろんの事、BSでも放送していない事に苛立ちを隠せません。世界一愛する前田遼一選手様が3試合連続ゴールをあげFWのスターティングポジションを括弧たる物にしたこの黄金週間に一度もそのゴールを御拝謁出来ないとは一生の不覚。浮かれボケしてる連中相手に物を売りつけそれでお前は幸せかと正座をさせて腿の上に石を積み上げてサディスティックに問い詰めたい。



端整な顔立ちや吸い付くようなボールキープからは想起出来ない荒々しいプレイスタイルは中山雅史からの継承。まだまだ欲が足りないしまだまだ諦めが早すぎる。しかしながら中山の良い意味でのしつこさや鬱陶しさを積極的に受け継いでいくその姿勢はジュビリアンなら諸手を上げて降参なのである。参ってしまうのである。



去年の天皇杯で点を決め自陣へ戻ってくる前田には笑顔が無く隠す事無く苛ついていました。試合内容は目的の薄い、ちぐはぐなパス交換が大部分の時間を占めていた迷っていた頃のジュビロ磐田。彼は点を決めた自分に駆け寄るチームメイトに対し首を何度も横に降りながら邪気に扱い「もっと点取れるよ!」と言い放ち(唇の動きから推測←こんな事ばかりしてる俺はイカれたジュビリアン)鼓舞するようにそこにいた全員を奮起させる行動を起しました。始めて見る前田でした。実質的なパフォーマンスは既にレギュラークラスに達していましたがこの事は精神的にも”若手”を卒業した瞬間だと思っていたのでくっきり記憶に残っています。でもこの光景どこかで見たことあるなぁ、ふと思っていました。ジュビリアンならそう思うのは不思議でも何でもない事です。なぜならチームメイトである中山雅史の日常なのだから。彼は何時も怒られたに違いない。それを受け止めてモノにし表現して見せた前田遼一は立派だよ。