とある科学の超電磁砲が最終回を迎えるにあたって

電磁砲がもうすぐ終わる。2クールにわたって十二分に楽しんだ作品だった。
能力の力の大きさは何を表しているのだろう。能力の力の差は何を表しているのだろう。大人になったとき能力は何に使われるのだろう。能力を開発するのはなぜなんだろう。高レベルの能力者は学校を卒業後どういう人生を歩んでいくのだろう。メインエピソードも興味深いがそれ以外の部分も興味は尽きない。自分は2期も3期も見たいと思っている。サトエリはこれで終わったとは思っていないと語ったそうだ。自分も終わらせて欲しくないと思う。他にあと何人かいるレベル5とのエピソードも書かれていないし提示された情報でも伏線というか続きにつながる何かはいくらもある。2期を強く望みます。そして出来れば原作の範疇を超えたオリジナルの話を見てみたいと思う。


この作品の中の人を心から好きになった作品だった。主要キャラ4人は子供で失敗だらけだった。でもお互いよりかかりすぎることもなく時間は進んだ。未だに初春も佐天もさん付けで常盤台グループを呼ぶ。能力の力の差は普段の関係にも差を付けているのではないかと自分は思った。そしてそのいまいち踏み込まない関係を中の人がうまく演じていると自分は感じた。
佐天初春は空気読んで美琴は空気嫁なくて黒子は空気壊したくて。そんな妄想をしていると4人それぞれが愛しくなる。きっと黒子はその差を埋めるべくおちゃらけていると思う。だから悪ふざけは成功はしない。面白おかしく失敗するんだ。みんなの為に。新井里美さんのやりすぎな喘ぎ声に楽しさも切なさも思うのはそういうことかなと思った。
黒子の中の人は黒子同様サービス精神の塊、エンターティナーだった。DVDのコメンタリーを聞いて欲しいと思う。自分は声優的にはサトエリ伊藤かな恵さんを目当てに見始めたけど終わろうとする今、モーヲタ時代に推していたガキさん以上に黒子の中人を愛しちゃっている自分がいる。リアルではサービス精神に溢れていて作品では色々思いにふけさせてくれる新井さんが大好きだなと。今後いろいろな作品で新井さんの声が聞けたら幸せだなと思う。