コンロンビアがきてた2

試合終了

0-0で引き分け。コロンビアは真面目に相手をしてくれました。日本のツーバックに対してツートップがかなり高い位置からチェイス。中澤、阿部は共に出し所を狭められ思うようにボールを前に運べませんでした。状況に応じ一人二人飛ばして縦に大きく楔を入れても良いと思うのですが中澤や阿部はそれを選択しませんでした。ボランチラインまで下がってきた相手に出すかサイドにそのまま出すか。準備期間とはいえ頑なにやりすぎていないかと思います。中澤の良さの一つは時間帯に応じて一つ一つのプレーを効果的に選択しゲームをコントロール出来ることです。例えば試合開始直後であればビルドアップ時に横パスをあまり選択せず縦にパスを多く入れ攻める気概を相手に見せ付け、またスペースが開いていれば自らボールを運んで攻めの起点を相手側に押し込んでゲームの主導権争い・ゲームの流れを自分達に引きようと巧みにコントロールします。中澤がオシムジャパンに初めて呼ばれた試合ではそれを見せていたのですが今日はそれが見られませんでした。勿論出し手との兼ね合いもあるでしょうし相手との兼ね合いもあるでしょうが何もせず出し所に窮してゲームの流れを簡単に相手に預けてしまうのはいかがなものでしょう。出し手が見当たらないなら本気のコーチングでもって意思を強く伝えいつもやっているゲームコントロールを行う必要があると私は思います。そういういつも通りの中で積み上げ段階の戦術を行って試行錯誤してこそ本当に積み上げてる事になるのではないでしょうか。次回に期待します。