U-20ワールドカップ@コスタリカvs日本

サムライバンザイ。袈裟切りバンザイ。


一戦目と同様、槇野・アトム・森嶋・川原・青山・柏木は安定。福元はやられっぱなし。原因は身体的なものもが強い。パスの出所をどうにかしない限りしょうがない。内田にとっては難しい試合になった。バイタルとセンターラインの中間ぐらいの中途半端な左サイドに位置取る選手にコスタリカはボールを集めた。出て行けば後ろがお留守。出なければ裏狙いのパス出されてヨーイドン。どちらにしても対応は難しそうだった。それでも前半は互角以上にわたりあい塞き止に成功。能力の高さを見せた。後半は自らのミスからリズムを崩し低迷。CBからの何気ないゆるいパスをノーマークでありながらトラップミスして後逸。そこからものの見事におかしくなった。焦ってプレゼントパス、弱すぎるバックパス、ポジショニング誤って被スルーパス。敵に対する構えに比べると自身に対する構えはまだ途上にあるように見えた。開発される領域がまだあるということはまだ楽しみが残っているということ。楽しんで逞しくなって欲しい。左サイド爆発。安田のディフェンスは大勝利。梅崎は一戦目と比べポジ修正し攻守にわたりチームに貢献した。特に攻撃では急いていた部分が無くなり落ち着いてキープをしていた。抜け出せなければ溜めてはたきボールを良く動かし流れを潤滑にした。フリーランも自分の武器*1のためよりもチームの勝利のために使うものが多いようにみえた。アシストまでのフリーランは見事だった。林はしたたかだった。GKが足をつる*2と試合は止まる。後半相手の良い流れがなかなか切れないでいると林は倒れ休息と間を作った。時間稼ぎの意味も勿論ある。プレーそのものも浮ついたところが無く良好。言うまでも無くハイボールは鉄壁で高さに対しては見ていて全く心配が無い。高さに対してこれほど強いGKってJでもいないのでは。背が高いだけじゃなくて体が柔らかくてその柔らかさを使って全身で飛ぶので到達点がかなり高いように見える。フル代表、オリンピック代表にも常に同行して欲しい。



戦略的状況判断が皆優れている印象があります。終了間際の躊躇ない時間稼ぎとか見てるとそう思いました。強く意識してやっているように見えないのが凄いですよね。普通に歯を磨くように習慣として当たり前のようにやっている。Jリーグで鍛えられた勝つ為の方法が体に染み付いているのかな。頼もしいです。でも、それ以上に個人の能力を鍛錬してほしいです。戦略とか戦術に甘えることなく体の開発をし続けて欲しいですね。こんな動きもあんな動きも出来るんだぜって人間の体の奥深さをこれでもかと見せ付けて欲しいです。


ナイジェリア戦は8人入れ替えるようです。サッカーの事だけでなくナイジェリアの選手の体の使い方とかを盗みたいといっていたハーフナーマイクが出てきます。彼に注目してナイジェリア戦は見ようと思っています。

*1:ドリブル

*2:怪我