J1リーグ28節 ジュビロ磐田 VS グランパス名古屋

http://www.jubilo-iwata.co.jp/live/2008/J20081025_0125.php


前半
相手のプレスは緩く落ち着いてパスを回せばポゼス出来そうなところを監督に言われた通りのジウのポストやサイド裏一本を狙い続ける頭の固いじじくさいサッカーをするジュビロ。こぼれ球もよく拾え得点も時間の問題と思われたが裏への縦一本の攻撃に執着しそれを悉く失敗したため自分達の攻撃の時間が作れず流れを確実に自分達のものと出来なかった。結果グランパスの持つボールの時間が増え始め、プレスも弱くなり、こぼれ球も拾えなくなり、最終的にはグランパスの両サイドがジュビロの最終ラインに張り付いたまま攻撃を仕掛けるという、なんともなめられた攻撃を受け続けた。グランパス側もDFからのパスの精度が悪く上手く繋がらない場面は多かった。茶野がヨンセンを抑えたことも大きいし加賀が玉田を封じたのも大きい。川口のセーブは普通に良かったがそれよりもここ数試合良い飛び出してのクロスの捕球がかなり安定していた。0-0で折り返す。


後半
ジュビロは相変わらず裏一本のみで苦しい。ジウシーニョがサイドに開いてよくボールを引き出すもフォローは全く無く、そこでふんばってキープしてファールを貰うぐらいしかできない。駒野や村井がサイドに開いたジウシーニョをフォローしたことは多分一回もない。そして両サイド以上に酷いのが松浦だった。この選手はガンバ戦でも全くゴール前に顔を出さずまたサイドのフォローも全くしないなどあり得ない動きをしていたが、今回もガンバ戦と同じようにクリエイトスペースやFWやサイドのフォローを全く行わなかった。中央の基本ポジションを遵守しそこから全然動かない。守備時では分かるが攻撃時においてそれは味方の攻撃を邪魔こそすれ、助けには全くなっていないことに気がつかないのだろうか?中央でちんたらジョグをしながらうろつくことで相手のマークを容易に呼び寄せサイドからの中央側への展開を遮ってしまっていることに気がついていないのだろうか?またそのマークを外すという動きを全くしないとかなんなんだろうか。オフトの言う通り動いてます、ですか?おまえはオフトの飼い犬か。自分で流れも読めないような選手がグランドに出てくるなよと言いたい。30分前後に岡田、名波、カレンとオフトが珍しくカードを3枚切るも得点は奪えず0−0の引き分けで終了。前半開始からしばらくまでの流れを見るに十分勝つことは出来ただろうに残念な結果となった。相手を過大評価し恐れ自ら敵を呼び込み守備に終われまくり何とか引き分けに持ち込み逃げ切るというなんとも情けない試合でした。勝ち点1で満足だなんて余りにも自分達を過小評価していると思う。


松浦
ジウのフォローや前田のフォローを松浦ではなく犬塚が行っていることからも松浦の攻撃での貢献度が著しく低いことが分かる。松浦のプレーの中で特にあり得ないのがクリエイトスペースの意識が低いということ、というか無いということ。だがこれはこの選手個人の問題とは言いにくいのもある。なぜならこれだけ動きの少ない硬直化した選手ならば常識的な部分で考えれば普通は使わない。中央にいるだけ邪魔なだけだけなのだから。多分裏への走り込みがないことやクリエイトスペースの意識が低いのは監督の指示なんでしょうね。守備の用意を攻めてる時もするということでしょう。確かにボランチのフォローは出来ていると思うがスペースを埋めているだけでなんら自らアクションを起こすものではないというのではそれもあまり意味は無いでしょう。松浦に基本ポジションから動くなという指示をする限り流れの中からの得点はよほどラッキーな事がないと取れないと思う。セットプレーをとりそこから得点するしかないのでしょうが、セットプレーに強い高さのある選手は皆無でそれも望みは薄い。前田は視野から消えてからDFの前や後ろに出てきて得点するタイプで純粋な高さに強いという選手ではないしね。カウンターでジウと前田のみでは流石に得点は無理でしょう。得点を取れないと言うことはつまりは勝てないわけで、負けない戦いをして大宮の失敗を待つことしかできない限り磐田は良くて入れ替え戦でしょうね。


オフト
監督のプラン通りに試合は進んだと思う。でもホームでは違う戦い方をしてほしいです。両サイドの上がりが無理ならせめて松浦のゴール前への飛び出しや両サイド裏への飛び出しを許可して欲しい。そして空いたスペースに犬塚が入っていくことも許可して欲しい。まぁ許可しないようなら無視しろと松浦と犬塚には言いたい。じゃないと得点できないよ。