続 夏目友人帳 #7


7話「呼んではならぬ」 あらすじテレビ東京あにてれ 続 夏目友人帳

夏目達に呪いをかけた妖怪を鏡に封じ込めるお話。
事件解決に際し夏目と多軌はほぼなにもしてい。何も出来なかったと言うべきか。情報はニャンコ先生が届け、魔封じの鏡もニャンコ先生が貰ってきた。魔封じの鏡を使う段階になっても2人では何も出来ずニャンコ先生が夏目を助けあやかしの動きを抑えてやっと夏目が封じの呪文を発動させた。結局人間だけでは何も出来なかった。この事件そのものがあやかしが言っていた不条理だった。その不条理の中で感じたのは孤独でしょうか。ニャンコ先生が見えないことで夏目が感じた寂しさはきっとずっと先にある夏目自身の死。あやかしと人間は時間の進みの違いが余りにも大きい。見えなくなったことでその違いを実感したのかな。


この作品はあやかしと人間の生きる時間の速さの違いを多く描こうとしてるように感じる。時間のズレは不条理。その不条理を無茶して超えようとしているのがレイコと夏目。だから霧葉はレイコに惚れるし、ニャンコ先生は夏目の側に居るのですね。
結局人だからと言って何時死ぬかは人によって違うし生き物全体で見れば生はそれぞれ同じでは無い。そのことを思うとあやかしと人の交流を描きながら生き物そのものを描いているのではと感じた7話まででした。