ジュビロ磐田@Jリーグ第6節:清水エスパルス戦(4/19)


J1リーグ6節結果 VS清水エスパルスジュビロ磐田公式)

【第6節】快勝、初白星 静岡ダービー静岡新聞

【J1:第6節 磐田 vs 清水】レポート(J'sGOAL)



メンバー
GK川口 DF脩斗 茶野 那須 駒野 MFロドリゴ 康裕 西 太田 FWイグノ 前田
SUB 八田 大井 犬塚 岡田 成岡 村井 萬代
交代 後半24分西→村井、後半38分イグノ→萬代、後半43分太田→犬塚

ジウがサスペンションでグノさん初スタメン。成岡がベンチに入ってきた。村井がベンチというのは納得いかず。東京戦はFWとDFの間でよくボールを受けてキープし攻撃の基点として見事に機能した。正直、太田が見切りどころだと思うのだが。加賀はベンチから漏れた。でもDFであれば出番はすぐに回ってくる。牙は研いでおきましょうよ。


気になったところ
前半は中盤飛ばしてロングボール。中途半端に取られるのを避けた模様。山本だ枝村だカウンター気味で勢いに乗るせるとやっかいな選手をすかすのが狙いか。相手の出足が良かったからというのもあるのかな。前半を失点ゼロで抑えると後半清水が自滅。攻めあぐねる。もたついている隙を突いたロングパス二つから生まれたグノさんの2得点。これで優勢。遼一のうまさがギュッと詰まった華やかなシュートで3点目。これで勝勢。快勝した。前半失点ゼロがもたらした後半の得点。守備陣の粘り強さが攻撃陣のパフォーマンスを開花させた。


私的ハーフタイムコメント
”がむしゃら”ではなく”ひたむき”にプレーをしよう。守備でも攻撃でも味方と連結して仕事をするイメージを頭に描こう。


個人について
太田。守備に回った時にうろうろしたりクルクル回るように動いたり居るべき場所を探り当てられない。守備ではチームの足を引っ張っている。攻撃ではだいぶやれるようになってきてはいるがまだ物足りない。具体的には自分の特徴をゲームで活かせていない。チームの仕事をしつつ良さであるスペースがあるところでプレーするにはどうすればよいか。思案のしどころでしょうね。個人的には太田の場合、見る地域が限定された場所で仕事を与えるのが良いと思う。対人守備に問題がありますが右サイドバック(サイドラインを背に中を見るだけでよい)かFW(DFラインを背に中を見るだけでよい)のどちらかで活路を見いだして欲しいと思う。4バックでのOMFをするなら人が多くて狭いところでも上手くボールを扱えたり、前後左右を見てポジショニングを逐一修正できたりしなければならない。それはまだ太田は出来ていない。


犬塚は運動量を得ることに身を捧げ、早さや速さを無くしてしまった。後半から出てきて元気な体でも疲れているDFに簡単にボールを奪われてしまった。体のつくりを変えない限り活躍するのは難しいだろう。


脩斗が左サイドに入ってから左サイドの守備及びDFラインは安定。ポジショニングが実によい。ちょいちょいインターセプトもしてる。かぶって裏に行かれることもあるが、そんなものを恐れていたらラインが下がる。今の感じで良い。対して攻撃はまだまだ。でもDFは先ず守備から。0点で抑えることが先決です。気の利いた攻撃なんてゼロで抑えてからでよい。この試合の3得点は押されていた前半を失点ゼロで抑えたことから生まれた。DF陣の粘り強さが勝利の一因。脩斗はその粘り強さをDFラインにもたらしている1人です。


遼一。ワンフェイクから左足でシュートしてサイドネットにゲット。痺れました。
グノとの距離感が良く連携しての崩しをかなり意識していた様子。どちらかが下がったらどちらかが上がる、どちらかが動いて出来たスペースをもう片方が使う等2人で攻撃を機能させようとする動きがかなり見られた。グノの2得点は2人の関係性から生まれている。トラップはトップパフォーマンスからはまだ遠い。良いプレーもあるが成功率が低い。仕事は丁寧に。既に出来ていたことなので頑張りは必要ない。今までのペース、力の抜け具合で良い。今まで成功していたのだからそのままで良い。変なところに力入れすぎて体を固めてはいけない。ゆるやかに柔らかくボールを扱い、颯爽と敵の裏をかけば良い。東京戦あたりからセットプレーの守備(ニア潰し)も効いていて出来る仕事を着実に増やしている。本当に他の選手が見習うところは多い。


イグノ。躊躇することなしに突き進んで決めた2点目は爽快でした。
ボールを欲しい場所で待たない。ボールが出てきそうなタイミングでその場所に進入してくる。しかもその場所がゴールを奪える確率が高い場所。この選手は点取り屋です。でもポストなんたらシャドーなんたらも出来てます。前田との動きの連結性も連動性もよくエゴイストとは違います。相方を活かしながら自分も活きています(遼一も同じく)。一番良いのはサイドに開かないこと。サイドにボールが出てしまったら追いかけますが、自分から開いて貰おうとはしません。これは素晴らしい。中央で前後の動きを基調としながらのフォワードワーク。遼一と合わないわけがない。前後に動きながらボールを触りつつ裏に出て行くのが遼一の良いところ。遼一の良い相方になってくれそうです。


ロドリゴ。ボールを貰う時の体の向きが酷い。ボールに正対している。疲れてくると貰う前の首振りもしなくなり目も当てられなくなる。後追いも疲れてくると多くなる。基本この選手には”粘り”がない。助っ人としてはやはり役不足那須茶野はロドリゴのケツをバシバシ叩いてあげましょう。


康裕。決まるまで打ちつつ蹴ればよい。切り込んでのシュートは”決まる”こと以外全て正解。後は”決める”だけ。”決める”にはシュートを打ち続けるだけです。なんならキーパーもドリブルで抜いてしまえば良いのでは?そんな選択肢があっても良いのですよ。


西。隙を突くチェイスの鋭さは流石。ブロックを作って敵を待つ守備をする磐田だが、たまに西が飛び出してチェイスするので相手を落ち着かせない。流れを乱して容易に相手の流れにしない。村井はボールを動かすとかキープするとか中継プレーとか西より上手いし、チェイスも厳しく西と相違ない。でも流れを乱して相手に流れを渡さないようなことはしない。流れを作る村井と流れを壊す西。二人が揃って試合に出るところが見たい。


茶野那須駒野川口。前半失点をしなかったことが得点に結びついた。川口の落ち着いた飛び出し(珍しくw)とビッグセーブ(いつもの)&ラインを下げられても上げて耐え粘り強く試合を進めたDFによってチームの得点を喚起した。


次に向けて
失点ゼロならば負けないということ。劣勢でも冷静に判断し丁寧に仕事をして耐え凌ぐこと。今日の勝ち方を忘れないこと。