ジュビロ磐田@Jリーグ第12節:川崎フロンターレ戦(5/16)


J1リーグ12節結果 VS川崎フロンターレ(ジュビロ磐田公式)



遼一が競り勝っても誰も拾わない。キープして溜めても誰も顔出さない。チームにはフォローしてくれるセントラルミッドフィルダーがいない。ジウシーンョはグノにしかパスを出さない。他の選手には愛想を尽かしたのだろうか。見ていて最も不快な選手になった。


ジウと西が前目からプレスをする。でもそれはジュビロが積み上げてきた守り方ではない。ラインを高く設定し、選手間の距離を程よくしてブロックを作りアプローチの連続性を上げ個人の守備能力で劣る部分を数的な優位さを持って対処すること、がジュビロが積み上げてきた事。次のステップとして西とジウが前目から追いかける事があっても良いとは思うけどまだ早いと見ていて思った。グノが点を取ってくれるからって君ら積み上げてきたものを簡単に足蹴にしすぎではないのかなぁ。何をするにしてもちょいと雑だった。


特にボランチの二人はそう思わせてくれた。敵が来ると奪われるのが怖くてパスコースが無くても適当にショートパスを”敵”にしたりカウンターになればラッキー♪な狙いのない適当な蹴り込みをする康裕や、敵が来て奪われるのが怖くて2手先3手先の事なんてサラサラ考えていない場当たり的な適当なショートパスを繋いでパスを受けた味方が囲まれ捲る康太とか見ているとお金は落としたくないな、と正直思った。この人達は仕事をしていない。怖いです、敵がボールを奪いに来るのが怖いです、って言ってるだけの人にお金は払えない。


ロドリゴ那須と茶野は前を向かせない守備が出来る選手だ。レギュラーではこの3人しか出来ない前を向かせない守備。ラインを高く保たねばならないジュビロに取っては前を向かせない守備が出来る選手は必要だ。でもなぜかロドリゴは出ていなかった。那須茶野との堅いトライアングルが見られなくなってしまった。茶野はこの試合で怪我をした。テセとのコンタクトが元でそうなったみたいだけど僕は違うと思う。ロドリゴが出ない事で負担が高まっていたのだと思う。監督は松浦を不慣れなポジションで突然試して壊した人。配置によるパワーバランスや負荷のかかり具合みたいなものを多分想像できない人なんだと思う。


川口は最近ずっと安定している。ビッグセーブは勿論だけどそれよりも前に出てきて欲しいときに前に出て弾いたりキャッチしたりすることが多くなった。それが出来なくて連続攻撃を浴びて流れを掴めないまま磐田は滅多打ちにされてきたけど今はもうそういうことはない。


ジュビロは堅牢な守備の繋がりを作り上げたことによって勝つチャンスを得てきた。そしてグノが入ったことによってそのチャンスをモノにしてきた。だから足蹴にしては駄目なんだと思います。積み上げてきたモノは言い換えると自信です。拠り所です。たかが数試合勝ちが続いたからって浮かれてちゃ駄目だよ。そう監督に言いたいです。