Footballを見る

今頃チャンピオンズリーグレアルマドリーアーセナルの戦いを見る。サル仲間が見ろ見ろうるさいので借りてやった。セカンドレグのハイベリーでの試合の方ね。


始まってみるといやけに懐かしい声が。クラッキーと金子さんのコンビだ。もう何年も聞いていないこのコンビ。相変わらずクラッキーはオタクテイストにゴシップネタを聞かせてくれ、そして相手の話に乗りながらの例え話。いやー面白い。フレブの事を称してハムカツと言ったのにはお茶吹いた。でその話に金子さんが乗っかってフレブとロベルトカルロスのマッチアップをハムカツ対フランクフルトなんて言ってのける。薄い胸板の優男とぶっとい太もものマッチアップはこの一言で予備知識が無い人にも十分面白がれる場面になったように思えた。一番のおもしろ実況はやはりレアルの監督の所作を見てのこの一言かな



倉敷:「ボールは止まっているのに目がキョロキョロ動いていましたよね。」
そんなキョドってるレアルの監督を見て一言。
倉敷:「起きながらもレム睡眠。」








内容は確かに素晴らしかった。間の抜けた時間は全くなく密度の濃い試合だった。詳しい内容は今更なんで省略。残念だった事と嬉しかった事を少し。


残念だったのはレアルはもう過去のチームだって事を知ってしまった事。僕が知っていたレアルは人気選手が集まっただけのチームだけども個が規格外の人ばかりで強かった。今はその強さは見えない。周りのチームのレベルが追いついてきたのかそれとも老いたのか。分からないが絶対王者ではなくなっていた。久しぶりに見たロナウドはもうすぐいつかのマラドーナになってしまいそうだ。体重の増加を全く止められない。彼がペナルティーアリアの中で足をかけられて転ぶアクションを行った場面。あれはトドが歩いてる姿と同じだ。失望した。どういう経緯があるのか全く知らないがあのぶよんぶよんのロナウドを使わなきゃならないなんておかしいよ。逆に嬉しかったのはアンリがまだトップフォームを失っていなかった事。シンプルに簡単なプレーをプレッシャーのかかる難しい場面でもいとも簡単にやってのける。ただインフロントでシュートするだけでいい。ただインサイドでパスするだけでいい。それだけで美しかった。




こういう試合を見るとその後のJリーグを見るのが少し辛い。パスが遅い。当たりが弱い。緩急が無い。セカンドボールの反応が緩すぎる。カウンターでサイドから追い越していく奴が少ない。シュートをふかし過ぎ。後半疲れすぎ。etc。



今すぐじゃなくていいからいつかは見せてくれよ。


命を削り合うような闘いをいつかは見せてくれよJリーグ