ハロモニ。


所構わず食い込みを直す藤本は素直である
被告である松浦の座っている姿勢が凄い。 足を組み笑みを湛えリラックスしているように見えるが上半身は前傾姿勢である。 奴はやる気だ。裁かれる為に来た訳でない、そう体が言っている。 返り討ちに合わす腹積もりだろう。 気を付けないとやられるぞ、娘諸君。


映画の宣伝という事でスケバンギミックを匂わせながら進行していく第1回口頭弁論。 最初の罪状は暴行罪。 のっけから刑事訴訟である。 口頭弁論ではなくて公判だ。 被害者はおっぱいの成長が著しい辻。 公訴の内容としては誕生日で行われたパイ投げにおいて被告の投げが本気すぎて顔面を強打、鼻及び頬の打撲、全治3日の怪我を負ったちょっと痛かったんだもん、と言うもの。 この訴えに対し被告人は理路整然に反論した。 力加減は特別決められているものではなく自由である、と。 それを聞いていた辻は「この野郎、まともに返してきやがった。 ハロモニってわかってねぇ〜」的な雰囲気を出しながら失笑する。 しかめっ面して悔しがる辻。 その表情はもはや何の反論もできない事を素直に表していた。 ここでひな壇から気の効いた助け舟(野次)があれば結果はどうなっていたのか分からなかったのだが・・・。 有罪3、無罪7。 ロジックとは対極に位置する辻である。 法廷というロジックの極みの場で力を発揮することは全く出来なかった。 先ずはバカ女が散った。