ジュビロ磐田@Jリーグ第2節:ガンバ大阪戦(3/14)


J1リーグ2節結果 VSガンバ大阪ジュビロ磐田公式)
【第2節】2戦連続の大敗 失点計10静岡新聞
磐田開幕連敗10失点は降格100%(日刊スポーツ)
【J1:第2節 G大阪 vs 磐田】レポート(J'sGOAL)



メンバー
FW前田・ジウシーンョ MF太田・西・ロドリゴ・康裕 DF犬塚・那須・茶野・駒野 GK川口
SUB八田・大井・加賀・村井・岡田・松浦・萬代
交代 後26分那須→大井 後32分ジウシーンョ→松浦 後38分太田→萬代

前節から変わった所:ロドリゴボランチへ。ボランチは康裕とロドリゴ。以後ボランチはこのコンビで組んでいる。犬塚がボランチから右サイドバックへ。以後右SBに定着。加賀がベンチへ。以後ベンチに定着。
交代について:那須は怪我?松浦投入で2列目へ入り、西はFWへ。萬代投入でFWへ入り、西は2列目へ。西が行ったり来たりしてる。監督は未だ戦力を把握していないな。



気になったところ
守備は後半途中までブロックを作れることが出来ていて悪くない。ただ、ブロックを作ってはいるが奪うような感じではない。足が止まってくる後半10分過ぎから徐々にベタ引きモードへ。チェックの連続性も何も、基本ポジションから動けない。攻撃において良い形はない。良い悪いというかただ”ない”。クリアするだけ。それ拾えたらラッキーなだけ。拾えないのだけれども。DFからボランチへパスすることさえままならない。相手が上手。こちら十両10枚目、あちら東大関といったような風。ガンバはいつもの後半スターター。後半、エンジン暖まってきてふかしたらそれだけで磐田はびくついてしまった。試合後のレアンドロとルーカスの余裕すぎる表情が磐田の現状を表している。ちなみにレアンドロが得点したさいのシュートは良い挑発でした。マークもろくにしないチームに逆に苛立っているように私には見えました。かかってこいよ、と。レアンドロはあんなに大きい振りをしなくとも速くてコースを正確に狙えるシュート技術を持っている選手です。舐められたんですわな。



私的ハーフタイムコメント
ブロックを作る事は出来ている。作っただけで満足せずにそこで果敢に奪いに行こう。



個人について
ロドリゴ。だいぶ慣れた。敵が来ても落ち着いて10メートル以内のショートパスを繋ぐ。去年は敵が来るとすぐ後ろを向いてた。今の磐田にとっては貴重な選手となった。まぁ助っ人なら出来て当たり前なんだけどね。


遼一。ガニ股なうえ腰が落ちてしまっている。これでは動き出しは遅いしメリハリのある動きもできないしトラップも正確に行えない。どうしてガニ股で腰が落ちるようになってしまったのだろうか。そんな身のこなしでもファールをいくつか貰ってFKを得たり、敵に当てCKを幾つか得ていた。出来ないなかでも出来ることを彼はやっている。出来ないまま何もしないままやられっぱなしな選手はそういうところは見習わないと。
しかしどうしてこんな身のこなしをするようになってしまったのだろう。フィジコやトレーナーは事情聴取すべき。フィジコやトレーナーが余計なことをしたことでそうなったのなら罪は重い。ハムストリングで綺麗に立っていた遼一が短期間でこんなにもガニ股で腰が落ちるようになってしまうとはなぁ。すねに力が入っているようなら重傷。シュートの殆どはゴールバー上方へ消えていくことになる。


康裕。ペナ内で切り込んでいくドリブルは誰も止められない。よほどフリーな味方でなければパスはしなくても良さそう。切り込んでシュートしてゴールできれば先が面白くなる。決めれば敵がマークを厳しくする。相手が康裕を注意しだしたら味方の誰かが空く可能性が高まる。これは面白い。


能活。4失点目は能活自身が言っているとおり能活のミス。でもあんなにも大振りで打たせる守備陣もどうかと思う。いつもならすぐに投げてしまうところでも相手の時間帯と見るや時間をかけてスローイング。流れが自分達に来るような努力はしていた。



他色々

  • CK、FK。太田と西のキックには得点できるような雰囲気を感じない。CK及びクロスを上げる場合のFKは駒野で。直接FKは康裕を試して欲しいです。
  • DFが蹴りすぎ。ボランチへパスができなくてもGKへは出来るでしょうに。GKへのバックパスさえないというのはびびりすぎじゃないですか?
  • 相手が相手というのもありますがショートパス当ててからロングパスとか短く右に当ててから大きく左とか一人飛ばすとか一つ余計に回すとか相手の目先を変える(相手の体の向きを大きく変える)パスを一切しない。馬鹿正直にサイドの裏一本出しても難しい。相手に新たな死角が生まれるようなパスがもう少し欲しいところ。
  • 攻めの手掛かり、相手陣形への傷の付け方をもう少し工夫して色々試さないと。例えばガンバだったらマークが付いてる味方にわざと緩いパスを出すじゃないですか(特に遠藤。ワールドカップ予選とかでも普通にそれをやる。マンU相手にもしていたような・・・)。おびき出すのが狙いだろうけどああいうパスが磐田には一本もない。将棋的に言うと歩の使い方がてんで成ってないって感じです。成ってないというか磐田は歩を使わないね。守備が安定してきているので今後少しづつ色々試して欲しいです。
  • いつの日か遼一がポジションを下げることがあるならこの日のルーカスのような仕事が出来るとおもしろそう。ルーカスの運動量とか厳しいチェックとかその他諸々献身性には感動した。
  • 山形戦の時に書き忘れたこと。CKの守備。スクリーンをされたらどうするのかは何か決まっているのでしょうか。声かけは当然としてそのままスクリナーをスルーしてマークし続けるのか、スイッチするのか。どうなっているのでしょうか。ある程度完成されたチームの場合はスイッチだと思いますが今の磐田だとどうなのかなぁと。まぁごちゃごちゃしていたらスイッチしかないですけど。


次に向けて
攻守の切り替えは速くなった。ラインも適切なところでキープ出来、ブロックも作れた。後はブロック形成後のチェックをもう少し厳しくして欲しいです。