W杯@D組1試合目を見た軽い感想

セルビア0-1ガーナ
セルビア。フットサル的な第3の動きを使う。エイトチックなやつ。本当はこれを使いそこから展開したいのだろうけど相手の守備がいいためか戻す場面が多かった。スペースを空ける・使うを意図を持って行っていた。グループ戦術の理解度は高そうだけど回すことに重点があるようで得点に気はあまり向いていない感じもする。どうもクラシッチに最後の一仕上げ(突破してセンタリングなど単独仕掛けとラストパス)をさせようとしているがそこで突破できていないのでそこまでのつなぎが無駄になっている。といいますかクラシッチに渡るまでのボール奪取やボール回しがクラシッチ個人の能力(突破にかける時間とか精度)をはるかに凌駕しており最後のところをわざわざクラシッチに任せるというチームの拘りは全くチームに馴染んでいない。そのクラシッチが崩す部分も2,3人のグループで崩せばいいのになと思う。技術的な部分でGKの前でバウンドさせるシュートを打つなどブラジル的いやらしさを感じられたりはするのですがそれを使うタイミングに意外性が感じられずバウンドさせるという妙技を活かしきれていない印象です。FKにおいてサインプレーを使う。CKやスローインなどでもアイデアを出してくる。日本も見習ってリスタートに色々あってもいいと思う。
一つ一つの技術は上手いと思うのですが何か執着心が薄いですね。プロとして戦い続けた身からにじみ出てきた出た技術ではないという感じですかね。逞しさは強く感じるのですけども勝ち抜くいやらしさを感じません。ドイツに負けでグループリーグ敗退と予想、・・・・としたいですがドイツに勝ちましたね。オーストラリアに勝利するも得失点でグループリーグ敗退と予想します。



ガーナ。攻撃。組織的という程には整然としてはいないが4,5人同時に動く。前のほうは追い越すこともする。人数をかけてボールを前に運ぼうという意思は感じる。届きそうにないクリアに追いつきチャンスにしてしまうこともしばしばある。アスレチックな能力に予測もある。DFもボール保持技術は高く失わない。その辺はブラックアフリカっぽさも持ち合わせている。タゴエのプレーをみるとババンギダを思い出します。融通が利く動的な組織に見える、・・・時がある。スロベニアとは対照的だなと思う。右押し込んでおいて左にサイドチェンジぐらいは普通に行っていた。が、結局素直な(急いだ)裏狙いが多い感じ。攻撃陣は直線的にはチリの速さや早さ以上を持ちつつアフリカンテクがあるという感じでコートジボアール以外のアフリカ出場国とは違い相当の破壊力があると思います。ボールキープ出来ることがキープをすることの選択をし易くし攻撃にかける時間を長引かせる原因になっている模様。時間が掛かった場合、タブエのようなドリブルで抜ける選手を使うかもしくは強引に裏へ出して打開しようと試みている。この試合では裏へ急ぎすていたように見えました。守備。FWも1人は前から追う。基本は引いてブロックをつくりそこてプレッシングをする。相手ボールになったときにどのポジションにつけばいいか明確なように感じます。他のアフリカ諸国から比べれば個人と組織の融合はかなり上手くいっているのではないでしょうか。


アフリカのチームはどこも攻めを急ぎすぎるようですね。確実性がないプレーをたまに織り交ぜる、なら分かりますけど連発しています。ガーナとコートジボアール以外は最下位かそれに近い形でグループリーグ敗退しそうですね。
オーストラリアに勝ちドイツに負けますが得失点差でループリーグを突破すると予想します。



ドイツ4-0オーストラリア
ドイツ・オーストラリア。試合は見ていませんがセルビア戦のドイツを見る限りドイツが予選を落ちるとは考えにくいです。オーストラリアが最下位と予想します。