こばと。 #5

幼稚園にちんぴらが来た場面が面白かった。直接的なやり取りしかできない大人達を尻目に子供は嘘泣きをし警察を来させるような芝居をしてちんぴらを撃退していた。その子供の怖い物知らずとか邪気の無さはこばとそのもので、だからこばとがその子供を褒めているのがなんだか自分自身を褒めているように見えて微笑ましかった。



恋人の描いた絵の場所を見つける→動揺して懐中電灯を落とす→暗闇が広がる→光っている蛍が見える→蛍を見せるという恋人との約束が果たされる。
この一連の流れも良かった。静寂に包まれゆるりとした空間と一気に開放される森の心の動きとのコントラストの強さには見事に浄化されてしまいましたよ。



しかし借金取りから脅しぎみに催促されてる電話の側で”ほたるのひかり”ってのは縁起でもないわな。